和菓子は、ダイエット中でも食べて良いんだっけ?
洋菓子はダメだけど、和菓子はなんとなく良い。というのを、どっかで聞いたようなきがする。どこで聞いたかわ忘れちゃったけど…。
そんな人は、多いのではないだろうか?
これを読めば、なぜダイエットには和菓子なのか?また、やってはいけないダメな方法も丸わかりになる!
じつは、どんな和菓子でも良いということではないのだ。
これはどういう事だろうか?和菓子の中でも良いものとダメなものがあるのである。え?和菓子でも良いものと悪いものがあるの?聞いてないよ~~~。
そんな声が聞こえてきそうだ。それについても、これから紹介していこう。
- ダイエット中は和菓子が良い?じつは、ダメな和菓子と良い和菓子あり
- なぜ?
- 糖質高いよね?
- 太らないは、嘘じゃないの?
- ダイエット向きな理由は?
- カロリーは?
- ダイエットで、和菓子を食べるタイミングはいつが良いのか?
- 朝食にはどうなの?
- 夜に食べるのはどうなの?
- チートデイにはどう?
- 食べて良い和菓子。食べていけない和菓子
- 栗きんとんはどうなの?
- もなかはどうなのか?
- きんつばはどうなの?
- 草餅はどうなの?
- すあまはどうなの?
- みたらし団子はどうなの?
- 総括:ダイエット中の和菓子。食べて良い和菓子ダメな和菓子のまとめ
ダイエット中は和菓子が良い?じつは、ダメな和菓子と良い和菓子あり
ダイエット中は、洋菓子より和菓子が良いとされている。
それはなぜか?という細かな説明より、食べちゃって良い和菓子から、紹介していこう。
これがダイエット中に食べて良い和菓子だ!
- みたらし団子
- 水ようかん(※羊羹ではなく水ようかん)
- ういろう
- かるかん
ちなみに食べていいと言っても、量は重要だ。当然1つ、もしくは一切れだ。沢山食べれば、ダイエットは失敗する。
食べちゃって良い和菓子を紹介したので、つぎはなぜ和菓子が良いかを説明しておこう。
洋菓子がダメで、和菓子が良いのか確認していく。厳密には、和菓子の中でも良い和菓子があるだけだが…
なぜ?
なぜ?和菓子はダイエットに向いているの?
和菓子が洋菓子より、ダイエットに向いているのはなぜだろう?実は、いろいろとおかしいことがあるのだ。
ダイエットには、糖質を摂ることはタブーだ。
余分な糖質が、中性脂肪に変わるからである。にも関わらず糖質が含まれた和菓子だけがダイエットに良いのは、おかしい。和菓子も糖質があるのになぜ?ダイエットには和菓子が良いはずがない。
実はここに、誤解がある。
まず、和菓子の中にもダイエットに向いているもの、向いていないものがあるのだ。そして、和菓子だからたくさん食べても良いわけでもない。和菓子自体が、脂肪を減らしてくれることもない。
これらの誤解があるので、きちんとポイントを抑えてもらう必要があるのだ。
和菓子がダイエットに良いと言われるが、マシなだけで絶対太らないわけではない。そこも誤解しないで欲しい。
和菓子の種類と、食べる量と食べ方という3つの要素が、じつは重要なのである。
この3つの要素を無視した途端、和菓子であっても太ってしまうのだ。ダイエットに、向いていないことになる。
しっかりと誤解を訂正し、正しい知識で和菓子をたのしめるよう、続きも見て欲しい。
糖質高いよね?
ダイエットに和菓子は良いけど、糖質高いよね?
洋菓子と和菓子では、どちらが糖質が高いのか?実は糖質だけで見れば、洋菓子よりも和菓子のほうが高かったりする。
これは驚きだ。
たとえば、
- カスタードシュークリームは1個糖質12.4g
- あんこのお団子は1本糖質が35.4g
- みたらし団子は1本で糖質が35.9g
と、和菓子のほうが糖質が高い場合も多いのである。
糖質は血糖値を上昇させる。すい臓から血糖値を正常に保つため、インスリンが分泌される。インスリンは、エネルギーとして消費されなかった糖質を、体内の脂肪細胞に取りこむ…
つまり、使われない余分な糖質が、中性脂肪となり太るのだ。
この公式にあてはめると、和菓子も太るということになる。これはおかしい。なぜ、和菓子はダイエットに向いていると言われるのだろうか?
太らないは、嘘じゃないの?
和菓子ダイエットで、太らないというのは嘘じゃないのか?
糖質が多い和菓子は、太るんじゃないかと思っても当然だろう。場合によっては洋菓子のほうが良いのではないか?そう思われてもしかたがない。
なぜならば、和菓子は糖質が高いのだ。
ダイエットをしているなら、洋菓子より和菓子の方がいいというのは、嘘なのだろうか?もちろん、嘘ではない。
言われているとおり、ダイエット中なら和菓子のほうが良いのは、本当だ。
とすると、どういうことなのだろうか?
ダイエット向きな理由は?
和菓子がダイエット向きな理由は、なぜなのだろうか?
和菓子は糖質が高いのに、なぜダイエット向きなのだろうか。それは、食物繊維が関係している。和菓子は豆類や寒天などを使い、食物繊維が豊富である。
食物繊維が豊富な点が、和菓子の特徴でもあるのだ。その食物繊維は、糖の吸収が穏やかにしてくれる働きがある。
糖の吸収が穏やかなので、血糖値も上がりにくくなり脂肪も作られにくくなるのだ。あんこの小豆や、寒天には食物繊維が豊富に含まれている。
食物繊維により、血糖値の量も穏やかになるため、太りにくくなるのだ。
ただし、ぜったい太らない訳ではないので、勘違いしないで欲しい。あくまで、血糖値の吸収が穏やかなだけで、沢山食べれば血糖値は上昇し、脂肪が作られる。
とはいえ洋菓子に比べ、和菓子のほうが食物繊維が多いので、ダイエットに向いているのである。
それともう一つ、洋菓子に比べ脂質が少ないのも、ダイエットに向いている。
糖と脂質を一緒に摂ると、太りやすくなると言われている。これは、糖が先に代謝され、脂質は体に留まりやすくなるからだ。カロリーの高い脂質が吸収されるので、太りやすくなるのだ。
これらを踏まえて、和菓子は糖質は高いが食物繊維が多く、脂質が少ないためダイエットに向いているのである。
カロリーは?
ダイエット中の和菓子、カロリーはどうなのか?
和菓子のカロリーは、洋菓子に比べるとどうなのだろうか。これは、和菓子のほうが、洋菓子よりもカロリーが少ない。
- ゼリー 70kcal
- ショートケーキ344kcal
- アップルパイ304kcal
- 水ようかん171kcal
- 大福もち 235kcal
- もなか 285kcal
洋菓子でもゼリーはカロリーが少ないが、それ以外は軽く300kcalを超える場合も多い。
和菓子も物によって違うが、300kalを超えることはないようだ。
これは1gあたり、糖質と脂質でカロリーに差があるからである。
◆糖質1gで4kal
◆脂質1gで9kal
1gあたりでいうと、脂質のほうが糖質の2倍以上のカロリーがある。脂質が多い洋菓子は、どうしてもカロリーが高くなってしまうのだ。
その点から、カロリーが低く抑えられる和菓子のほうがダイエットに有利と言えるだろう。
ダイエットで、和菓子を食べるタイミングはいつが良いのか?
ダイエット中で和菓子を食べる場合、どのタイミングが良いのだろうか?
じつは食べるタイミングで、太りやすかったり、太りにくかったりがあるのだ。同じものを食べても、その時間帯で太りやすさが違うというのである。
これはどういう事だろうか?
BMAL1(ビーマルワン)という遺伝子を聞いたことがあるだろうか?私は初めて知ったのだが…。これは、時間遺伝子と言われていて、脂肪の合成に関わっている。
つまり、このBMAL1(ビーマルワン)遺伝子が活発に働く時間帯は太りやすくなり、不活発の時は太りにくいのだ。
時間によって、太りやすさが違うというのは驚きだ。ダイエット中なら、太りにくい時間を選んで、食べるようにしたいところだ。
その時間は何時なのか?
BMAL1(ビーマルワン)遺伝子が一番少ないのは、午後2時だ。この時間におやつで和菓子を食べるのは、一番太らない。
午後2~3時に、おやつを食べるのはいちばん太りにくいのである。おやつを食べるなら、午後2~3時にしよう。
朝食にはどうなの?
ダイエットで、朝食に和菓子を食べるのはどうなのか?
朝食を和菓子に置き換えるのは、正直おすすめしない。食事で摂れる栄養素に比べ、和菓子で摂れる栄養素は少なすぎるからだ。
栄養不足になると、体調を崩すリスクも高まる。
BMAL1(ビーマルワン)遺伝子は、朝6時から少なくなってくるとはいえ、まだ太りやすい時間でもある。
あらゆる面で、朝食を和菓子に置き換えるのは良くないと言える。ただ、朝食を抜いてしまうよりは、和菓子でもお腹に入れたほうが活動のスイッチが入っていいだろう。
おすすめはしないが、抜くよりは朝食和菓子がマシである。
夜に食べるのはどうなの?
ダイエット中に、夜に和菓子を食べるのはどうなのか?
夜に和菓子を食べてはダメだ!22時から急激にBMAL1(ビーマルワン)遺伝子は働く!夜が一番太りやすいのである。
BMAL1(ビーマルワン)遺伝子は、22時から活発になり、翌朝2時にピークを迎え、朝6時位まで高い状態だ。
和菓子だけでなく、食事も遅くも夜10時までに終わらせよう。
可能ならば食事も、BMAL1(ビーマルワン)遺伝子が活発化する、夜6時までに終了させたい。女優の飯島直子さんは夜5時以降は、食事を一切しないそうだ。
これは、BMAL1(ビーマルワン)遺伝子のことを、十分に理解しての行動だろう。さすが女優さんだ。
夜に和菓子を食べるのは、ダイエットとしてはアウトだ。
チートデイにはどう?
ダイエットのチートデイに、和菓子はどうなの?
ダイエットの停滞期に、1日だけ何でも食べて良いチートデイ。この時は何でも食べていいので、和菓子でもなんでも食べれば良い。
和菓子にかかわらず、チートデイは何でも好きなだけ食べよう。
あくまでのダイエットで、停滞期に入ったチートデイに限るが。和菓子も好きな物を食べると良い。チートデイはそういう日だ。
食べて良い和菓子。食べていけない和菓子
ダイエットの時、食べて良い和菓子と食べていけない和菓子はなんだろう?
基本的なポイントは、食物繊維だ。食物繊維が多い和菓子なら、食べてもいいだろう。
そしてもう一つは、小麦粉である。
和菓子でも小麦粉や牛乳やはちみつを使うものがある。これはカロリーオーバーになりやすいのであまりおすすめしない。
脂質を含む和菓子も、おすすめはできない。
それと、和菓子と一緒にお茶を飲むことはおすすめだ。お茶の食物繊維が、糖の吸収を穏やかにしてくれるからだ。同じ理由で、黒烏龍茶でも良い。
渋み成分の茶カテキンには、脂肪を減少させる効果がある。渋いお茶とともに、和菓子を食べればダイエットに良いだろう。
海藻や豆など食物繊維の和菓子はおすすめで、お茶もおすすめ。小麦粉や牛乳、脂質が多い和菓子は、ダイエット中は食べないほうが良いだろう。
栗きんとんはどうなの?
栗きんとんは、和菓子のダイエットとして食べて良いのか?
栗きんとんは、食物繊維もありカロリーも少なめなので、ダイエットとしてありだ。
ただ、食べ過ぎは良くない。30g程度にしておくべきだ。
和菓子も食べ過ぎれば、太る原因になるのだ。渋いお茶とともに、ゆっくりと味わおう。
もなかはどうなのか?
もなかはダイエット中は食べて良いのか?
もなかは小さめならば、ダイエット中でも食べていいだろう。カロリーは高めなので頻繁に食べるのはおすすめしない。
小さめのもなかを、渋いお茶とともに飲む分には、ダイエット中でもOKだ!
もなかはダイエット中は、小さめのを程々に食べよう。
きんつばはどうなの?
ダイエット中にきんつばは、食べて大丈夫なの?
きんつばは、小さめのものならダイエット中に食べても大丈夫だ!カロリーはそれなりにあるが、小さめだったら問題ないだろう。
ただし、OKなのは1つだけである。沢山はアウトだ!きんつば、ダイエット中の和菓子として食べて大丈夫である。
草餅はどうなの?
ダイエット中に、草餅は食べて良いのだろうか?
カロリーもほどほどで、小さめの草餅ならばダイエット中でも大丈夫だろう。
ただし、草餅はついつい2~3個食べてしまいがちだ。これはアウトである。あくまで草餅は1つだけの場合OKだ。しかも大きくない場合だ。
大きい草餅は、あまり良くないしたくさん食べてしまうようなら、草餅自体やめておこう。
ダイエット中に草餅は、小さいの1個なら食べても良い和菓子である。
すあまはどうなの?
ダイエット中に、すあまは食べて良いのだろうか?
すあまも、小さいものならダイエット中に食べても大丈夫である。ただし1個だ。
すあまも何個も食べてしまいがちなので、気をつけた方がいい。
また、すあまには大きいものもあるので、これもやめておこう。数が多かったり、大きかったりする場合は買うのをやめるのも手だ。
すあまも、小さければダイエット中に食べても良い和菓子だ。
みたらし団子はどうなの?
ダイエット中の和菓子に、みたらし団子はどうなの?
みたらし団子は、1本だけならばダイエット中に食べても大丈夫だ。誰は醤油と砂糖なので、気になる人はちょっとタレを落として食べよう。
みたらし団子も何本も食べたくなるが、1本でやめておこう。
何本も食べると、血糖値が高くなり太る。
みたらし団子も1本なら、ダイエット中に食べても大丈夫な和菓子だ。
ちなみに書き忘れたが、ダイエット中に食べちゃダメな和菓子は、どら焼きだ。ドラえもんには申し訳ないが、どら焼きは太る。
総括:ダイエット中の和菓子。食べて良い和菓子ダメな和菓子のまとめ
ダイエット中に和菓子を食べるのは、ありなのか、なしなのかを見てきた。もう一度振り返ってみよう。
◇ダイエット中に、食べちゃダメな和菓子と、食べて良い和菓子がある。
◇みたらし団子、水ようかん(※羊羹ではなく水ようかん)、ういろう、
かるかんはOK!
◇和菓子は、脂質を含まないのでダイエットに良いとされる。
◇じつは、和菓子は糖質は高い。
◇和菓子は食物繊維が豊富なものが多い。
◇食物繊維は、糖の吸収を穏やかにさせるので、太りにくい。
◇沢山食べれば、和菓子でも太る。
◇糖質は1g4kcalで、脂質は1g9kcalなので、脂質が多い洋菓子はカロリーが高い。
◇おやつを食べるなら、午後2時が一番太らない。
◇渋いお茶を飲むと、脂肪を減らしてくれる効果が期待できる。
◇和菓子は量が多くないものなら、ダイエット中に食べても良い。
いかがだろうか。
基本的に和菓子は、ダイエット中でも食べて良いものが多い。ただし、複数食べたり大きなものを食べれば、血糖値が上昇して脂肪が増える。
つまり太ってしまうので、少なめを心がけよう。
ゆっくり味わって和菓子を食べれば、少なくても幸福感を感じられることだろう。ダイエットに良いからと言って、沢山食べるのは厳禁である。